プロモーション施策の「大きな流れ」に、乗るべきか否か、じっくり考えましょう

二人のサーファーが横並びで波乗りをしている写真

広告業界は年々、テレビやラジオ・新聞・雑誌といったマスメディアの影響力が弱まり、相対的にネット広告の力が強くなっていますが、広告によるプロモーションよりも、SNSなどを介した「口コミ」がより重視される傾向がますます強くなっています。

しかし、「大きな流れ」としてはその通りなのですが、マスメディアは今も(規模は縮小の一途ですが)健在で、昭和の時代と比べれば影響力が低下しているとはいえ、使い方次第でまだまだ効果的なプロモーションは可能です。

ネット上での情報収集の方法としては、「最近の若者はGoogleで検索しなくなった」「InstagramやLINEで情報収集している」という話もありますが、確かにこちらも「大きな流れ」としてはそうなのでしょう。しかし、今もGoogleで検索する若者はいますし、少子高齢化の時代に、全てを若者を中心に捉えて結論づけてしまうのも危うさを感じてしまいます。

いずれも、「大きな流れ」ではありますが、スイッチをカチャッと切り替えるかのように、世の中からマスメディアが消え失せたりGoogle検索がなくなったわけではありません。

ですから、「今は◯◯が流行ってるそうだから、我が社も◯◯を使わないと」という判断にいたるのは、ちょっと危ういかもしれません。流行りのツールを使うことは、「大きな流れ」をさらに強くする効果はあっても、そのような行動をとった会社にとって良い効果を起こすとは限りません。なぜなら、「流れが大きいかどうか」と、「その流れがその会社にとって有益であるか」は別の問題だからです。

マスメディアの影響力が弱くなったからといって、SNSでバズることの方があなたのビジネスにとって効果的かどうかは別のこと。今の時代でも、テレビCMで人材採用を増やすことに成功した会社もあれば、屋外広告を有効活用した事例もあります。Googleの検索連動型広告だからこそ捉えられるターゲットも、確実にあるのです。

「乗るしかない、このビッグウェーブに」とばかりに「大きな流れ」を積極的に取り入れることも時には必要だと思いますが、流されっぱなしだったり、流れに飲み込まれてしまうと、本来の目的を見失ってしまいかねません。「小さな流れ」の中から、自分たちの身の丈にあったもの、相性の良いものを見つけ出すことも忘れないようにしましょう。

「小さな流れ」から「大きな流れ」まで、わたしたちは、あなたに最適なプロモーション・マーケティングの施策をご提案します。「大きな流れ」が気になる時、「小さな流れ」を探しあぐねている時、まずはわたしたちに一度ご相談ください。お話を伺いながら、あなたにとっての「ちょうど良い流れ」を見つけ出します。