「媒体」=「相手に情報や想いを伝える」を効果的に使うプロ

わたしたちは広告代理店から派生したデザイン会社です。ですから、わたしたちのデザインは、「相手に情報や想いを伝える」ことが最も重要になります。
広告業界では、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのことを「メディア」または「媒体」と呼んでいます。主に、広告を掲載して資金を集める仕組みを持ったものを指しています。広告代理店は、お客さま(広告を出したい人。「広告主」とも言います)に対して「広告枠」と呼ばれる、あらかじめ各媒体が用意している広告を掲載する場所(テレビ・ラジオであれば番組や時間、新聞・雑誌であれば紙面の一部)をご提案することが主な仕事です。広告枠を持つ媒体は、広告を掲載することで制作資金を集め、その資金集めの協力者として広告代理店があり、広告主は自分たちが情報を発信したい相手とマッチした媒体を広告代理店から紹介してもらう、という仕組みです。
しかし、媒体とはあくまでも「相手に情報や想いを伝える」ための「手段」を指しています。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌だけが、「相手に情報や想いを伝えること」を叶えるわけではありません。カタログ、パンフレット、チラシといった、広告を掲載しない、お客さまが直接制作するものも「媒体」ですし、それを手に客先への訪問や展示会への出展などの営業活動を行えば、お客さま自体が「媒体」となるわけです。ですから、広告代理店の派生のデザイン会社であるわたしたちの仕事も、広告やカタログ・パンフレットのデザインなどは、「相手に情報や想いを伝える」ための手段の一つに過ぎず、決まりきった形だけがあるわけではありません。お客さまの課題を伺いながら、ありとあらゆる可能性の中から最適な方法を探し出してご提案します。必要とあれば、ウェブサイトも作ればオフィスのデザイン・施工もするし、イベントのお手伝いやコンサルティングも行います。
最近は、ネット広告やSNSのように、企業にとっては最小限の投資で「相手に情報や想いを伝える」ことができる手段がたくさんあります。ところが、これらはすぐに始められる手軽な手段であるが故に、課題や目的が整理されないうちに「とりあえずやってみるか」と始めてしまいがちです。もちろん、「走りながら考える」ことも大切ではありますが、多くの場合、走っているうちに課題や目的が置き去りにされ、手段と目的がまぜこぜになった結果、課題解決のための機能を果たせなくなってしまっていることが少なくありません。
思い当たる節がありましたら、一度足を止めて、それらの手段が「相手に情報や想いを伝える」ことに役立っているか、自分たちが「相手に情報や想いを伝える」ための「媒体」として適しているのか、「相手に情報や想いを伝える」ための使い方ができているのか、改めて考えてみてください。
もし「ネット広告もSNSも、思ったほど成果が出ていない」「もうちょっといいやり方があるかも……」と課題を感じたら、ぜひ一度、わたしたちにご相談ください。「媒体」のプロとして、お客さまの課題を伺いながら、ありとあらゆる可能性の中から最適な方法を探し出して、ご提案します。