読書のお供、"しおり"を楽しむ

さまざまなしおりが折り重なった写真

みなさん、読書はお好きですか?「本は全然読まない」という方とは、ここでお別れです。本以外の話題の記事でお会いしましょう(笑)。

さて、読書好きのみなさん、紙派ですか?それとも電子書籍派?「わたしは電子書籍しか読まない」という方とは、ここでお別れです(笑)。いや、わたしも電子書籍も読むんですが、今回は紙の本に関する話題ですので、またいつか電子書籍の話題の記事でお会いしましょう。

わたしは遅読なので、一冊の本を何週間もかけて読むことが多いのですが、そんなわたしの大事なパートナーは「しおり」です。しおりとひと言で言っても、紙のもの、プラスチックのものなど色々ありますが、わたしは「こんなしおりが好き」というものがあるわけではなく、「いろんなしおりを使うのが好き」なんです。本によっては紐のしおりが付いているのですが、これは機能的すぎて楽しくありません。本屋や雑貨屋におしゃれなしおりが売っていることがありますが、それもちょっと違います。それよりも、もう少し雑多というか、「読書中にちょっと目がいく」ような、一瞬気が散るぐらいのものが良いのです。

例えば美術館の特別展を観に行くと、観賞後の物販コーナーで買うのは、図録ではなく「オリジナルしおり」。自分が気に入った作品がしおりになっていたら、気分は最高です。そもそも、ぺたんこで適度なサイズであればなんでもしおりになってしまいますので、美術館の半券もそのまましおりに使います。

美術館といえば、本屋に行くと、支払いカウンターの前に開催前/中の展覧会の割引券兼しおりが置いてあります。実際に割引券で使うことは滅多にありませんが、興味がないものでも、思わず持って帰ってしまいます(もちろんその時買った本にはさんで早速使うこともあります)。

あと、購入した本に初めからはさんであるしおりにも楽しいものがあります。ブルーバックスのしおりは、そのセンスの良さからSNSで話題になることもありますね。

その他、子供が小学校の工作で使ったしおりや、ステッカー、レシート(しおりを用意せず新しい本をカバンに入れてしまい、出先で突如しおりが必要なときには致し方なく・笑)などなど、読書という体験の一部としてしおり選びを楽しんでいますが、困ったことに本にはさむとどこに行ったかわからなくなることが多く、お気に入りのしおりが見つからなくなってしまうことがあります。アルフォンス・ミュシャの「四季」という有名な作品があり、春夏秋冬をモチーフにした4つの絵画の連作で、それをしおりにあしらった4枚組のものを持っているんですが、「秋」以外が見当たりません(笑)。どの本にはさまってるんだろう……。

今はしおり収納ホルダーなるものもあるようですので、今後は散逸しないようにちゃんと管理したいと思います。

みなさんにも、お気に入りのしおりはありますか?