広告を出すなら、まずはウェブサイトを最適化すべし!

テーブルの上に置かれたノートパソコンと、操作する腕が写った写真

広告とは、読んで字のごとく、広く多くの人たちに自分たちの商品やサービスを知っていただくための宣伝行為です。自分たちの商品やサービスが必要であろう人を、自分たちで探して営業をかける代わりに、自分たちの商品やサービスが必要であろう人が観ているテレビ・ラジオ番組、新聞・雑誌などに広告を掲載して、自分たちの商品やサービスのことを知っていただき、興味や関心を持ってもらったり、認知されたり、欲しくなってもらうことが期待されます。

インターネットの隆盛により、広告の主戦場はマスメディアからネット上の広告スペースに移りつつあります。旧来の広告と比べてターゲットを絞りやすく、効果が見えやすいことが大きな理由となっています(逆に言えば、本当にネット広告の方が効果があるかどうかはわからないのですが、その話はまたどこかで改めて)。

しかしここで見落としてはいけないのは、ネット広告には「情報がない」ということです。

テレビCMでも新聞・雑誌広告でも、一つの広告につきメッセージは一つ、というのが、広告効果を高めるセオリーではあります。時間もスペースも限られてはいます。新聞であれば、数センチ角の小さなスペースもありますが、企業ロゴを入れればそれで終わり、という場合すらあるのですから。

それでも、新聞・雑誌に企業ロゴが載ることと、ネット広告が掲出されるさまざまなスペースに企業ロゴが載ることの間には大きな違いがあり、テレビCMの15秒とYouTubeの数秒では、できることもやるべきことも、同じ「広告」として考えるには無理があるほどの差が存在しています。

つまりネット広告を活用するのであれば、広告に気づいてくれた方への企業側からのフォローがより一層重要/必要になるということです。

広告による企業とお客さまの最初の接触ポイントは、旧来のマスメディアの場合は、店舗や他の販促メディア、ウェブサイトなど多岐に渡りますが、ネット広告の場合は「広告のリンク先」に絞られますので、広告のフォローを行う上で最も重視すべきは、「広告のリンク先=自社のウェブサイト」になります。

「そんなの当然でしょ。うちのサイトも、広告でアピールしているサービスの説明ページを作って、広告から来た人に情報を見てもらってるよ」という方も多いでしょうが、では、そのページは広告をご覧になった方の要望をどこまでフォローできているでしょうか

ウェブサイトの解析ツールを使えば、広告から入ってきてくださった方が、どのぐらいページの内容を読んでくれたか、興味を持ってくれたか、欲しいと思ってくれたかが、ある程度理解できます。広告にたどり着いた時の検索キーワード、ページをどこまで読んでくれたかがわかるスクロール率、どれだけ時間をかけて読んでいただけているかを測る滞在時間など。

もしそれがわかれば、広告をご覧になった方の要望をどこまでフォローできて「いない」か、がわかります

検索キーワードが内容とそぐわないのであれば、広告文だけでなくページ内の情報も修正して、要望とのズレを修正すべきです。

例えば、ページのスクロール率が30%以降で激減しているのであれば、ページをスクロールして全体の30%辺りの位置に離脱してしまうようなつまずきの原因があるかもしれませんので、そこにどんな情報があるのか、もしくはどんな情報が足りていないのか、内容を吟味する必要があります。

滞在時間が数十秒以内、もしくは数秒にとどまっていたら、そもそも訪問者の求めている情報との間にミスマッチが起こっている可能性が高いです。ユーザー目線で考え、広告とウェブサイトがニーズに合っているかどうか、じっくり精査し、マッチするように改善しなければならないでしょう。

変更や修正を行うときも、当てずっぽうで作り替えても、それが「改善」となるか「改悪」となるかは解析データを見なければわかりません。しかも、解析データから状況を理解するためには、ある程度の期間をかけて様子を見なければ、その日だけの突発的な傾向に惑わされ、間違った理解をしてしまいかねません。そして、改善は一回やればおしまいではなく、何度もトライ&エラーを繰り返しながら精度を上げていくものです。改善を効率的に繰り返すためには、変更前のページと変更後のページを同時に表示して、どちらが成果を上げているかを測る「ABテスト」を行うと良いでしょう。

「ウェブ広告の専門会社に広告運用を頼んでみたものの、広告の表示回数やクリック率の話ばかりで、肝心の成果になかなか結びつかない」という方、それはもしかすると、ウェブサイトの問題かもしれません。

わたしたちは、ウェブ広告とそのリンク先となるページを制作し、アクセス解析を行いながら広告効果を高めるサービスを提供しております。ウェブ広告に課題をお持ちでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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